授業料支払いについて
8月29日からいよいよ新学期がはじまります。
履修登録も済んだし、教科書も購入したし、、、おっと、授業料を払っていなかった!ということで今日は、アメリカの大学の授業料についてお話したいと思います。
日本の大学の場合は、合格通知をもらってから約1週間以内に入学金を納めることで席をおさえて、その後、決まった年間の授業料を支払うかと思います。
国立大学では、入学金282,000円、年間授業料が約535,800円(2期に分けて支払うことも可能、学部によって別途必要な場合あり)です。経済状態によって支払えない場合は、事前に減免申請を出すことによって「全額」あるいは「半額免除」といった措置が取られる可能性もあります。
アメリカには、国立大学がなく、州立大学と私立大学に分けられます。が、州立大学でも大学によって学費が異なり、日本のように国公立だから安いとはいかないようです。
一般的にアメリカの大学では入学金といったものがありません。
授業料は1単位あたりいくらといった表示の仕方をします。大学を卒業するのに必要最低単位数は、124単位ですので、124単位を平均4年で取得するということで、1年31単位取得するのに必要な金額を年間平均授業料としています。
学期は、春と秋だけではなく夏学期もあります。春や秋に比べて履修期間も短いことから1回あたりの授業時間が長くなり課題も多く履修するのが大変ですが、ゆっくり夏休みを満喫している他の学生より少し頑張ってスタートダッシュをかけようと、私は夏学期から入学しました。
授業料は、その学期に取得したい単位数によって金額が違い、新学期がスタートする前までにクレジットカードなどで支払います。授業がスタートして1週目まででちょっと勉強したかった授業と違うなぁ、、、と感じたら履修取り消しを申請すればその分の授業料は全額返金されるそうです。また、2週目までに履修取り消しをすれば半額返金、それ以降は返金はありませんので、単位を落とすことは絶対にさけたいところです。ただ、編入の際要求されるGPAや奨学金申請者にとってのGPAはとても大切ですので、ギリギリ単位を取得して全体のGPAを下げるくらいならと履修を取り下げる学生もいるようです。
アメリカ国籍を持たない留学生にとって、学生ビザ(正規留学)を取得し、維持し続けるためには最低、春学期、秋学期に12単位以上履修する必要があります。
また、入学時に英語能力が足りなかった学生はESLといって英語の授業を取得することが義務付けられていますが、その単位は卒業必要単位数にははいりません。しかし、1単位あたりの授業料は他の単位と同様ですので、円安で少しでも授業料を節約して卒業を目指す場合は、必要なTOEFLの点数を取得してから渡米した方がいいかもしれません。
授業料は、州立大学の場合、州民(in-state)と州民以外(out-of-state)によって分けられますが、アイオワ州は比較的安価でその差が少なく広く学生を募集する姿勢を感じます。裏返して言えば、冬の寒さが恐ろしくて行きたくない学生が多いのでしょうか?私も本気でビビっています。
また、アメリカの私立大学へは、税金からの補助金がないため比較的高額で、安い州立大学と高い私立大学だとその授業料の差は10倍以上になることもあります。
先日カナダに留学している知人と話しをしましたが、円安もあり年間の授業料が約450万円(1クラス4単位で約58万円なので国立大学の年間授業料とほぼ同じですね)、その他寮費、食費、教科書代とその支出に大変苦労しているとのことでした。また、コロナ後の円安で年間の見積もりが3割増しになったとのこと。進学をあきらめて帰国する人が多いのもわかりますよね。
そんなわけで、幸運にもアメリカで勉強できていることに感謝しつつ来週からまた頑張ろうと思います。



こんにちは!新学期始まりましたね。アメリカの授業料ってそうなってるんですね。入学金がないってのが意外だと思ったけど、もしかして入学金制度があるのは日本だけ??
ReplyDeleteいまは世界的に物価高で、しかも円安で、周りでも留学を諦めた人の話をよく聞くようになりました。ニューヨークで1ドルピザに行列ができているっていう話を今朝の情報番組でやっていましたが、ここまであれもこれも値段が上がってしまうのはほんとに大変。日本でもいろいろ値上がりしていますが、急激な高騰には至っていません。アイオワを選んだのは、ほんとにバッチリな選択だったと思います!
コメントありがとうございます!入学金に関して、Localのお友達にさらに聞いてみましたが、入学金というよりは、Enrollment Depositといって、200~300ドル程度を入学にかかわるオリエンテーションや学生証の発行のために支払うことがあるそうです。が、授業料から比べるとそこまで金額が高くないので入学に必要な金額としてあまり認識されていないようです。席をおさえるために入学金30万円を支払う日本の私立大学ではそれが大きな財源のひとつになっているんでしょうね。
ReplyDelete