悪天候とスペイン語
今日から日本では3連休初日ですが、台風14号が九州にちかづいてきたとニュースで見て心配しています。アメリカのニュースでは、台風14号のことを“Typhoon Nanmadol”と呼んでいました。
夜中に雷がなっていたのでニュースを確認してみると、Thunderstormとのこと、州都デモイン近くはトルネード"Tornado"発生のアラートが出ていました。
トルネードとは、ご承知の通り北アメリカ大陸中南部に発生する大気の激しい竜巻のこと。
日本でも竜巻発生注意報がでたりしますが、竜巻は、陸上、海上とともに用いられ、トルネードは陸上の現象のみに使用し、海上のものはウオータースパウト”waterspout"と呼ばれています。
こちらにきて、4か月経ちますがまだ一度もトルネードもデレーチョも体験していません。
と、いうか一度も傘をさしていません。アイオワ州は日本に比べて全体的に降水量が少なく、この4ヶ月は雨が降ったとしても夜遅くに降り、朝から昼の明るい時間は全く影響ありませんでした。
デレーチョ“Derecho”とは、アメリカ大陸中央部で6月頃から7月頃に発生する大規模な直進性の嵐のことで、激しい雷雨が陸上で急速に移動することから、スペイン語で「真っすぐ」という意味のデレーチョ“Derecho”が名づけられたそうです。(Kちゃん調べ)
最初、地元の方がデレーチョデレーチョというのを、方言か何かかと思っていましたが、ニュースや主要メディアでも広く使用していました。2年前はこのあたりも大きなデレーチョ災害にあい、甚大な被害があったとのことです。
しかし、どうしてスペイン語を使ったのか、、、。こちらは3割近くヒスパニックの方が住んでいます。学内でもスペイン語の大きなグループがあり、テレビ番組も多く存在します。図書館にはスペイン語コーナーがあり、ここでは英語が話せなくてもスペイン語が話せれば特に問題なく日常生活を送ることができそうです。
数十年後にはアメリカ国内でのスペイン語話者が英語話者の数を超えるというデータも出ています。人生100年時代!英語だけでなくスペイン語も学ばなくっちゃ!ということで秋学期からはスペイン語初級を選択しています。
数十年前は日本語を学ぶ人も多く、日本からアメリカに留学する人は外国語選択科目として「日本語」の授業を選択して単位を取るといったことも可能だったそうですが、今は「日本語」の授業は特に語学に注力している大学でなければなかなか選択できなそうです。
そんなわけでスペイン語の授業ですが、早速大変苦戦しています。
クラスメートは、全員ローカル学生です。彼らは、高校で2年間必修外国語としてスペイン語を勉強していたとのこと。私も日本でNHKのスペイン語講座「旅するスペイン語」を少し見ていたことがあるので、簡単な自己紹介くらいはできるようになっていましたが、現役学生には全くかなわず…でも、みんな優しく授業中に小さい声で教えてくれます。
「“l“が2つ重なった時は“ý”の発音でしょ!」なーんて…
「えー!そうなん?知らなかった~!だって誰も教えてくれへんかってんも~ん」
なのです。
今日も勉強頑張ります‼



スペイン語話す人が英語話す人を超しちゃうの?!えー、じゃあ日本がいま英語でモタモタしてると、ほんとに世の中から置いていかれてしまいますねぇ。うちのチビにはスペイン語習ってもらおう!(笑)
ReplyDeleteエルニーニョやラニーニャもスペイン語だから、気象用語はスペイン語なのかなぁ??
この地域では人口の30%程がスペイン語を話しますが、カルフォルニア州ではすでに40%とのこと!もう日本も高校で必修化した方がいいかもですね。
Delete40パーセントもなの?!全然出遅れてる、日本!!第2外国語始めるの、ほんとに早めたほうがいいね!
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